泣いて、凪いで、泣かないで。
小学校になってからも私はことあるごとに両親のことが噂になり、避けられてきた。

でも、なっちゃんやしーちゃんとも友達になったことで肉体的にいじめられるということはなく、比較的穏やかに楽しく過ごせていたんだと思う。

だけど、中学2、3年のクラスが最悪だった。

私はゆっとと同じクラスになったのだけれど、山内やその子分みたいなやつらが私を標的にして、いじめるようになったんだ。

ゆっともすぐに気付いたようで、止めに入ってくれていたのだけれど、そのせいで、ヒエラルキーの最高位にいる女子グループからゆっとが白い目で見られるようになり、陰口を叩かれるようになった。

私のせいでゆっとが苦しむのなら、私なんか居なければいいと思ったことだって数知れない。

それでもゆっとは私を守ってくれていた。

だから、いくら身の回りのものが盗まれても、いくらグループのどれにも属せなくても、私は気にならなかった。

部活に行けばなっちゃんがいて、

隣のクラスには日だまりのようなしーちゃんがいた。

私のせいで皆にも迷惑をかけていたことも分かってる。

でも、皆は私の側から離れたりしなかった。

ずっと私の側で、私のために笑ってくれていた。

皆のお陰で、私は辛いいじめに耐え、時に上手く逃げて過ごすことができたんだ。


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