カタオモイ同盟

じっと見つめていると、私が不機嫌なのが伝わったのか、彼はふいっと目を逸らした。


「最近、昼休み教室にいないよね。どこ行ってるの?」


「……ストーカー?」


「え、あ、ちがっ……!ただ、通りすがりに偶然結城さんの教室が見えて、いないなって思っただけで!本当にそれだけで!」


「…………」


慌てた様子で否定する彼。逆に怪しいよ。


嘘がつけないタイプなんだろうな、と思った。同性とも仲がよさそう。


まあ、そんなことはどうでもいい。


「それって、北見くんに関係ある?ないよね?私が何しようがどこへ行こうが、私の勝手でしょ?ほっといてほしいんだけど」


「……心配なんだ。川澄(カワスミ)さんたちと仲違いしたって聞いて」


「ふーん。それ、わざわざ聞いて回ったの?」


「えっ!?いや、その、う、噂で!」

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