カタオモイ同盟
◇︎
「思えばさ」
「ん?」
「屋上で休み時間を一緒に過ごすって、僕たち超青春してない?しかも、男女二人きりで」
「!……う、うん。そうだね」
「こうしてると、僕たち、付き合ってるみたいじゃない?」
「えっ!?」
「はは、冗談」
ある日。突然彼がそんなことを言い出すので驚いた。
いたずらっ子の表情で、無邪気に笑う彼。まるで子供のよう。
「……冗談じゃなくてもいいのにな」
「ん?何か言った?」
「んーん、なんでもない」
ね、知ってる?そういうの、思わせぶりって言うんだよ。
彼の横顔を、ちらりと盗み見る。
目も、鼻も、唇も。透き通るような肌も、絹のような髪も。彼を構成するすべてが、綺麗で、愛おしい。
私が彼に恋をしているように。
もしかしたら、彼も、私に……なんて。
…………期待しちゃう。