カタオモイ同盟
「……そうなんだ。じゃあ仲間だね」
「仲間だねえ。片想い同盟、みたいな?」
片想い同盟。カタオモイドウメイ。私と彼の関係に、名付けられた名前。まるで、両想いになれない呪いみたい。
やだ、やだよ。そんなのやだ。
君に想われるのは私がいいの。他の誰かなんて見ないで、私だけを見て。
いっそ、君と私の、二人だけの世界になればいい。私たちの世界に、他の登場人物はいらないから。
──邪魔な奴は、消えちゃえばいいのに。
「……あはは、何それー」
ふつふつと湧いてくるどす黒い感情。可愛くない気持ち、気付かれたら嫌われちゃうかもしれないから。
悟られないように。気取られないように。
精一杯、笑って、笑って、笑い飛ばした。