無気力さんと同居するらしい
下駄箱で靴を変えていた時だった
「…えぁ」
蒼馬がどっから出たのか分からないくらい変な声を出した
靴を履く手を止め、顔を上げると
蒼馬の前に見慣れたまさかの人物が立ちはだかっていた
…え
真琴くん?
「…え…と…ん?」
蒼馬が本気で動揺してる
真琴くんはと言うとめちゃめちゃな無表情だし
さっきまで近くにいた女の子はポカンとして真琴くんを見てる
えっ……とぉ
どういう状況なんだろうか
「…あー…梓ぁ」
蒼馬がたまらず私に助け舟を求める
んだがしかし
私もわからない
その同居人稀に頭おかしくなるから
私にも対処法は分からない
「…あー…ど、どうしたの?」
「…」
えっとぉごめん、なんか言ってくださると助かる
なんでもいいから
とりあえず無言の圧やめて
「…どっか行くの?」
しゃべった!
…じゃなくて
どっか…
どっか行く、えっと…
「蒼馬、どこ行くの」
「え、駅裏のカフェ」
え?
駅裏のカフェって…
「梓が行きたがってたとこ」
…蒼馬ァ!
やだ嬉しいぃぃぃ!
じゃなくてっ!
「カフェらしいです」
「……」
本当にどうしたの
女の子たちの視線怖いからやめてくろ