若きビル王とのエキサイティング・マリッジ
「お部屋は52階になります。カードに印字されている番号が部屋番号となっておりますので、フロアに着かれましたら、壁の表示に従ってお進み下さい」
ご案内も出来ますが…と問われ、慌てて「大丈夫です」と遠慮した。
カードキーを掴むとそのままエレベーターへ向かい、上がってきた庫内に飛び乗り、急いで52のボタンを押して扉を閉める。
「はぁー…」
深い溜息を漏らしながら、どうしてこんなことになるの…と思い、表示盤を見遣った。
ロビーのあった49階から52階へはあっという間に着いてしまい、戸惑いながらも廊下を進んで部屋の前まで来た。
(取り敢えず、此処でもう一度スマホに連絡を入れてみよう。それでも彼が出ないなら、その時は、仕様がないからこれを使って……)
とにかく先に連絡を…と、バッグを開けてスマホを取り出そうとした。
しかし、その前にドアが開いてしまい、驚いて顔を上げると、目の合った彼が腕を伸ばしてきて、私を中へ引っ張り込んだ。
「ちょ、ちょっと!」
いきなり連れ込まれた私はパニックになり、大袈裟に声を上げた。
「悪い」
ご案内も出来ますが…と問われ、慌てて「大丈夫です」と遠慮した。
カードキーを掴むとそのままエレベーターへ向かい、上がってきた庫内に飛び乗り、急いで52のボタンを押して扉を閉める。
「はぁー…」
深い溜息を漏らしながら、どうしてこんなことになるの…と思い、表示盤を見遣った。
ロビーのあった49階から52階へはあっという間に着いてしまい、戸惑いながらも廊下を進んで部屋の前まで来た。
(取り敢えず、此処でもう一度スマホに連絡を入れてみよう。それでも彼が出ないなら、その時は、仕様がないからこれを使って……)
とにかく先に連絡を…と、バッグを開けてスマホを取り出そうとした。
しかし、その前にドアが開いてしまい、驚いて顔を上げると、目の合った彼が腕を伸ばしてきて、私を中へ引っ張り込んだ。
「ちょ、ちょっと!」
いきなり連れ込まれた私はパニックになり、大袈裟に声を上げた。
「悪い」