地獄船
このままじゃ、俺たちはこの鬼たちに殺されてしまう!


焦って周囲を見回してみても、自分たち以外の生きている人間の姿は見えない。


周りは子鬼たちに囲まれていて、いつの間にか逃げ道もなくなった状態になっていた。


「は、早人……」


綾が俺の手を掴む。


その顔は真っ青だ。


「大丈夫だぞ綾。すぐに助けが来てくれるはずだからな」


そう言うと、綾は左右に首を振った。
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