君の腋を舐めたい


「ウフフフフフ。
出血多量の話は俺の作り話です。

別にあなたが藤村を追いかけてたとしても、

別に30分でも1時間でも放置されてたとしても、

命に別状は無かったのでご安心ください。

ICUに3日間も入れられてた時はちょっとだけ焦りましたけど。」



「・・・・・・・・・・。」


「段々と意識も鮮明になってきましたか?

そうじゃないと面白くない。

俺の脳内を実現する為には、“あなたの喘ぎ”も含めて楽しまないと意味が無い。」


「・・・・・・・・・・・・・。」


「手錠プレイはお好きですか?

でもこれは俺の趣味じゃなくて、あなたに抵抗されたら俺が負けるから、

その保険です。」





段々とぼやけた視界が鮮明になっていく・・

・・・・それと同時に・・
一つずつボタンを外されていく・・。


「福ちゃん・・やめて・・・。」


「・・・・・・・・・・。」


・・こんな目・・・・何で・・?

私を見つめる目・・初めて見る・・・

ガッと見開いて・・
少し充血してて・・

血走ってるその目・・


「アサミさん・・・・。」


「イヤ・・・・・。」


「やっぱり予想通りだ・・・。

俺達は寝る間も惜しんで、正義の為にプライベートを削っていますからね。

メンテナンスする時間が無いのは当然です。」


「・・・・・・・・・・。」


「・・良い~~~~匂いだ・・・。

ツンと酸っぱくて、
適度にジョリジョリしてて。」


「福・・・・。」


「アサミさん・・・。
さぁ始めましょうか・・?」


「ダメ・・・・福ちゃ・・・・。」


「・・・・・・・。」


「・・ャ・・・・・ァ・・!!」



・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・

・・・・・・・

・・・・

・・





          君の腋を舐めたい

            第2部 始








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