俺様外科医との甘い攻防戦
「好きだ」
「もっと」
「かわいい」
「愛してる」
「陽葵がほしい」
「ま、待って」
堪らず胸を押して制止すると、欲情の色を映している瞳と目が合う。
「こうなるのは、その、そういう関係になったから……」
目を逸らしながらそう言うと、唇に噛みつかれるようなキスをされ、意見を続けられないくらい濃厚なキスをされる。
解放されても、反論する気力も根こそぎ奪われ、力なくもたれかかる。
「もうずっと前から陽葵がほしかった。嫌われそうなくらい、めちゃくちゃにしたいって、ずっと」
息をつき、後悔を滲ませた声で言う。
「ごめん。言い訳だな。不安にさせないくらい、気持ちを伝えればよかった」
優しくおでこにキスをされ、私も顔を伸ばしてキスを返す。
もう十分だ。
不安にさせないように、言葉と態度で表してくれた。
そう思っている私とは裏腹に、久城先生まだ話し続けた。