遺書
「どうして、気づけなかったんだろう…」
「高瀬さんは必死に隠していましたからね。今掲載されている小説を完結するまで黙って欲しいと言われましたよ」
「叔父さんの病気はどこまで進行してましたか?」
「そうですね…。たまに知人の認識が出来なくなったり、前日した事を忘れてしまうことですかね。あと、パソコンが使えなくなったとも言っていましたね」

私は叔父さんが完結した小説の続きを書いていたり、パソコンが無くなっていた理由に合点がいった。

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