遺書
直筆で掲載された遺書は誤字だらけだった。
私は雑誌を置いて自分の遺書を開いて眺める。私の遺書は先に書かれていたのか、誤字は見つからなかった。

「叔父さん、この文字も間違えている。…もう、どうしようもないなぁ」

ハハっと乾いた笑いと共に、ぱたりと遺書に雫が落ちる。私は大事な遺書を濡らさないように胸に抱いて身を屈めると、初めて涙と嗚咽をこぼすのだった。

終わり
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