お見合いから始まる極上御曹司の華麗なる結婚宣言
「さっきのキスは俺を誘ってるってことでいいんだよな?」

頬を真っ赤に染めながら、コクンとうなずく。

「ならばもう我慢はしない」

そんな言葉と共にベッドの上で押し倒された。そして薫さんが何度も甘く激しいキスを落としながら、私の服に手をかけて器用に脱がしていく。

一矢纏わぬ姿になると恥ずかしさと不安がこみ上げてきて、無意識に布団で身体を隠そうとしてしまう。

「美月、不安にならなくていい。すべてを俺に委ねろ。美月は俺の腕の中で、俺の愛情を一心に感じていればいいんだ」

薫さんが耳元で掠れた声でそんな甘い言葉を囁いて、首筋にキスを落とした。
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