ONLY YOU~身代わり見合い結婚は履行で。クールな上司は過保護な旦那様~
私はフロントに電話を入れて、ワインを持ってくるように頼んだ。

「失礼致します」

私たち二人で出迎える。
私たちが出迎えた男性はコンシェルジュの責任者・桜木圭斗(サクラギケイト)さん。
副社長の次女・澪さんの夫。

「伊集院徹也さん・穂香さん…この度はおめでとうございます。お二人のお世話をさせていただきます。ゲストリレーションズオフィサーの桜木圭斗です。よろしくお願いします」

「よろしく、桜木さん」

「よろしくお願いします」

私たちは桜木さんに挨拶をした。

「伊集院さん…スパークリングワインはこちらでよろしかったですか?」

「あぁ~あとは俺たちで適当しするから…桜木さんは下がっていいよ…桜木さんも色々と俺たちの挙式披露宴で忙しかっただろ?ゆっくり休んで」

「承知しました。伊集院さん…ねぎらいの言葉ありがとうございます。でも、これが私の仕事です」

「そうだね…」

「御用の際は又フロントにご連絡ください。それでは私は失礼いたします」

「ありがとう」

桜木さんは恭しく頭を下げ、部屋を出て行った。

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