ONLY YOU~身代わり見合い結婚は履行で。クールな上司は過保護な旦那様~
空は闇に染まり、ガス灯の明かりが運河を照らしていた。

「浴槽の湯、張ったぞ」

「あ、はい…」

「一緒に入るか?」

「え、あ…それはまだ・・・恥ずかしいです」

「…冗談だ。穂香の反応が見たかったんだ。先に入れよ」

「いいんですか?」

「あぁ」

「じゃお先に…」

私の方が先にお風呂に浸かった。

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