色になる君
「そろそろ行く?」
気づけば、千花は首からカメラを下げ
リュックを背負い準備万端で立っていた。
「準備はや!」
それだけ、私が周りを見ずに
ぼーっとしてるんだろうけど。
必要なものだけを持ち、ドアの前にいる千花を追いかけた。
「よーし!行くぞー!!」
ドアに手をかける千花。
「あれ、どうしたの?忘れ物?」
手をかけたまま、なかなかドアを開けない千花を不思議に思い、声をかけた。
「夜空……。」
「え?」
って思った時にはもう遅かった。
千花が私の視界から消えた。