ふしだらな猫かぶりからの溺愛
「まともに行動できないって……RUIさんどうなってるのよ」
会話を聞いていた藍が呆れてRUIさんを見る。
案の定、あまりRUIさんに良い印象はないみたいだけど、とりあえず一緒にライブに来てくれてよかった。
それにashの演奏を見たら藍もきっと見直してくれると思うんだよねー。
4ヵ月近く前に初めてashの演奏を見たときの感動が今でも鮮明に思い出せて、思わず軽く身震いをした。
この人たちは本当にすごい。
人の心に訴えかける、そんな音楽性は中毒になりそうだった。
「RUIさん、あんまり仁那にちょっかいかけて遊ばないでくださいね」
私の耳についた大きめのフープピアスを指でつついて遊ぶRUIさんに、藍がジッと含みのある視線を送る。
「え〜、可愛がって遊ぶけどちょっかいはかけないよ?」
何が違うの?とは思ったけど、それよりもRUIさんが他人とまともに会話をしているのを初めてみて、それに驚いた。
会話を聞いていた藍が呆れてRUIさんを見る。
案の定、あまりRUIさんに良い印象はないみたいだけど、とりあえず一緒にライブに来てくれてよかった。
それにashの演奏を見たら藍もきっと見直してくれると思うんだよねー。
4ヵ月近く前に初めてashの演奏を見たときの感動が今でも鮮明に思い出せて、思わず軽く身震いをした。
この人たちは本当にすごい。
人の心に訴えかける、そんな音楽性は中毒になりそうだった。
「RUIさん、あんまり仁那にちょっかいかけて遊ばないでくださいね」
私の耳についた大きめのフープピアスを指でつついて遊ぶRUIさんに、藍がジッと含みのある視線を送る。
「え〜、可愛がって遊ぶけどちょっかいはかけないよ?」
何が違うの?とは思ったけど、それよりもRUIさんが他人とまともに会話をしているのを初めてみて、それに驚いた。