君を輝かせるのは私だけ。

「祐真、ここまだ外な。」

「健さん!」

渉もリサちゃんも大きな荷物を持っていて、

この感じが久々で嬉しくなる。

「嬉しい!」

「家どんなの?期待してるからな。」

車どっち?って言いながら健さんが歩き出す。

こっちと、案内しながらあおの隣をキープして荷物を持つと、

「あー、祐真さんまたあおさんだけ贔屓してる!」

渉が目敏く声を出す。

「うるせー!お前はずっと一緒に入れたんだからいいだろ!」

騒いでいると、またもや健さんに頭を軽く小突かれて静かになる。

「ふふ、久しぶりですね、この感じ。」

あおが笑ってて嬉しくなる。

あおは、実習も自分の練習もぜんぶこなして、試験も合格したらしい。

もう怖いくらいにすごい。

健さんの話だと女子の練習混じり始めてさらにレベルアップしたって言ってたし、

またあおとバレーの話できるのが嬉しすぎる。

ニヤニヤを隠さず、

もちろん助手席にはあおをのせて、

新しい家まで帰った。
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