君を輝かせるのは私だけ。

「え?」

「え?じゃないよ!撮影!女子の!」

あおは周りをくるりとみて状況把握できたのか、

慌てて広げてたものを片付けていく。

「ありがとうございます、祐真さん。」

「着替えは?」

「あ、もう着てきてるんで。」

その場で脱ごうとするあおを慌てて止める。

「ちょ、ちょ、たんま!何してんの!」

「え?だから下にユニフォーム着てきてるから…脱ごうかと?」

「ここで脱がないで!男いるでしょ!」

撮影用にきてるジャージの上を、

あおにかけて、

「はい、それ着て更衣室で着替えてきて!」

下に着てますって、と文句をいうあおを引きずって更衣室に入れようとする。

「じゃあ俺スタジオで待ってるからね?」

あおはしばらく返事もせず何か考えてる感じ。

…また集中しちゃってるな。
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