君を輝かせるのは私だけ。

燃えてると、

「ミーティング終わったんだけど少し買い物出てくるね〜」

なんてドアをノックした隙間からいうあお。

「ちょ、待って、俺らも行くよ？！」

あの子今の世間の状態わかってる！？

今まで散々嫌なことされてんのに！

「へーき！そこのコンビニまでだから！いってきまーす！」

そう言って姿が消える。

扉を閉めて、おそらくコンビニに向かったであろうあおの後ろを慌ててリサちゃんと由香が追いかけていく。

「何かあったらすぐ連絡頼んだ。」

「はい！」

健さんの言葉にリサちゃんは走りながら答える。

その後ろ姿も見送って、

健さん一言。

「莉緒ってなんでああなの。」

答えられない渉と俺は苦笑いするしかなくて、

騒ぎにならないようにここで頭を抱えて待つしかない。

…何もないよね…？