僕ハ無窓ノ居室デ無限ノ虚構ヲ夢想スル
受付カウンターを素通りし、エレベーターで迷うことなく病棟へ向かった。


三階で止まる。


すぐ目の前にナースセンターがあって、見舞いは一声かけてくださいと貼り紙があった。


僕は一瞬迷ったが、そのままナースセンターには立ち寄らずに七生の病室へ向かった。


見舞いの品が麦酒だと知られたら、間違いなく止められるだろうから。



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