双子の貞子ちゃん 2




ぼーっと外の風景を眺めていると、ふと思い出した。



シノたちに連絡してないことに気づいた。

私は慌てて携帯を取り出し、呼び出し音を聞きながらシノたちがあの時あの場にいたことをうっすら思い出す。




たぶんあの時の私は正気ではなかったと思う。

瑞稀さんの話では、薬物の量が1回分の約3倍と媚薬が打たれていたらしい。



打たれた直後のあの部屋であったことは、はっきりと記憶している。



思い出す光景を消し去ろうと携帯を握りしめた時、プツッと呼び出し音が消え、声が聞こえてきた。




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