双子の貞子ちゃん 2
ぼーっとソファに座っていたある日
静かな別荘にインターホンが鳴り響いた。
パタパタと玄関に向かう菫さん
すると、話し声がリビングへと近づいてきた。
誰かお客さんが来たのなら私は引っ込んでおこうと、私にあてがわれた部屋へ向かおうとしたら、
見知った人がいた。
「玄さん!?」
「おう。元気か伊織」
綺麗な着物姿で菫さんの後ろから出てきたのは、長嶺玄作(ながみね げんさく)
経済界の重鎮で、人前に現れることなどほぼない。