双子の貞子ちゃん 2



眉をひそめて横山さんに詰め寄る2人

俺らも何言ってるんだと横山さんに全員の視線がいく。



「お姫様も側にいたそうだし、しばらくならいいんじゃない?と思って。」


首を傾げて華織に笑いかける横山さん

お姫様が自分のことだと気づいた華織は涙を拭きながらうなづいている。





「本当ですかぁ!!」

「良かったっ!ありがとうございますっ!」

「もう怖い思いしなくていいんですねっ!」


わらわらと3人が寄り添い、涙を流しあっている姿を俺たちは遠巻きに眺めている。




「…気を抜かないように。監視は必ずつけておけ。」


声を潜めて話す横山さん

横山さんの初めて見る顔に、俺たちはあの女たちに何かあると察した。





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