38歳バツイチ♀、医大生と付き合ってみた。(い)

気付いたら

また寝てた



AM11:25



休みの日の二度寝

最高



ん?

暁くん…いないな…



パソコンの前に彼の姿がなかった



今のうちに起きよ!



え…

背中に温もり感じる



花道…?



違う

花道、こっちにいるし…



ニャー…ฅ(ΦωΦ)ฅ



誰?



暁くんしかいないし…



ドキン…



硬直してしまう

そっと起きるべきか…



起きれない

パジャマ掴まれてる…



「あ…起きた…?」



背中から声がした



「うん…
なんで、暁くん、そこに…?」



背中を向けたまま話した



「寒かったから…」



「じゃあ、エアコンつければ…」



「人の温もりって、いいよね…」



うん、たしかに…

気持ちいい



「課題、終わったの?」



「んー…ちょっと休憩」



ちょっと、動かないで…

ドキドキするし



私の腰に腕がまわった



ドキン…



「暁くん、私、起きようかな…」



「ん…?なんで…?
今日、休みって…」



「うん、だけど…」



「じゃあ…
もぉ少し…」



なんの時間?

温もりを感じるための時間?



気持ちよく二度寝できたのは

彼の温もりのおかげなのかわからないけど



あの…

いつまで…この時間?



あの…

当たってるよね?また



「んー…いい匂い…柴咲さん」



ドキン…



「あの…腕、どかして…」



「ごめん…痛かった…?」



「痛くないけど…」



私たち

近付きすぎじゃない?



いろいろ



だって

ただの荷物運ぶ人と

受け取る人の関係だったよ



昨日まで



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