予想外の妊娠ですが、極上社長は身ごもり妻の心も体も娶りたい
 それは、夜空に瞬く星のように、とても力強くて、そして尊く美しいものに思えた。



「私、産みたいです」


 気付けばそうつぶやいていた。

 言葉にすると、さらに産みたい気持ちが強くなって一気に感情が押し寄せてきた。



 鼻の奥がつんとして、目頭が熱くなる。

「産みたいです……」


 聞かれてもいないのに、ただそう繰り返す。

 すると、今まで無表情だった男性医師がはじめてふわりと笑った。




「そうですか。では、あなたは今からお母さんです。がんばりましょうね」

 その温かい声に私はこらえきれなくなって、顔を覆って泣いてしまった。





  

 


 病院からの帰り道、スマホに辻さんからメッセージが来ているのに気が付いた。

 きっと仕事中も私を心配して気にかけてくれていたんだろう。

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