ロミオは、ふたりいない。

アレ…?



朝、内履きを履こうとしたら

下駄箱に靴がなかった



ん?



「木々羅おはよ」


振り返ったら廣永だった



「おはよう」



「どーした?」



「ん…内履きが、ないかも…」



「え?
昨日の帰りは、あったの?」



「うん」



「おはよー!
キミたち、なんかあった?」



成瀬が来た



「うん、木々羅の内履きがないんだって…」



「内履き?」



「うん
いいや、スリッパで…」



「良くないでしょ
今日、うちのクラス体育あるし…
オレ探してくる!」




「あの…
ナルくん!
コレ…」



3年生の女子が成瀬に内履きを差し出した



2−C 木々羅



「あ、私の…」



「さっきね
コレ隠してた子がいたの」



「あ…ありがとう…」


「ありがとうございます」



よかった…



成瀬に私の内履きを渡した



私、無視された…



「ナルくん
今日も昼休みバスケする?」



成瀬のファンか…



「やー、わかんないす…」



「楽しみにしてるね♡
バイバーイ!」




モテるね

成瀬




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