■王とメイドの切ない恋物語■
「なぁ、リリア、王となんかあっただろ?」

「へ?何で?」

まだ、エリックに報告してなかったよね。

なんでわかるの?

「・・・おまえ、全身から幸せオーラが出てるんですけど」

「は はいぃー?」

私は、真っ赤になった。

自分じゃ、普通のつもりだったのにな。

恥ずかしすぎるよ。

ふう

でも、エリックには、今日報告するつもりだったから、このチャンスに言ってしまおう。

うん、そうしよう

「実は…」

私は、トーマ様とのことを報告した

「やっぱりな。おめでとう、リリア」

エリックが、手を出し、握手してくれた。

「ありがとう、エリック」


「まぁ、ちょっと複雑だけどな」

エリックは、アハハと笑った

「もう」

私は、少し赤くなった。

「あ、正式に発表するまでは、内緒にしといてね。チチリさんには、報告するつもりだけど」

「了解した」

エリックは、笑顔で頷いた。

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