■王とメイドの切ない恋物語■
公園には、約束の10分前に着いた。

公園の前で、鏡を見て最終チェックをする。

よし、大丈夫。

あー、緊張するな。

私は、公園の中に入っていった。



1番手前のベンチに、すでにトーマ様が座り、本を読んでいた。

きゃー、もう来てたんだ。

私は、かけより

「すいません、お待たせして」

トーマ様は顔をあげ、本を閉じた。

「いいんだ、俺が早く来すぎたからさ」

本を見ると、私があげたしおりが、はさんであった。

「トーマ様、しおり、使ってくれてるんですね。すごいうれしいです」

トーマ様は、私を見て、

「ああ、俺の宝物だからな」

そう言って、微笑んでくれた。

くうーっ この笑顔がたまらないよ

宝物だって~~~

えへへへへ

私が密かに、にやけていると

「さぁ、行こうか」

トーマ様が、手を差し出す。

「はいっ」

私とトーマ様は、手をつなぎ、公園の奥に進んでいった。


< 295 / 396 >

この作品をシェア

pagetop