■王とメイドの切ない恋物語■
そして夜。

ここはチチリさんの部屋。





「さぁー、何があったの?白状しちゃいなさい」

チチリさん、ものすごーく楽しそうなんですけど…


「いやーん、チチリさん、勘弁しておくれーー」


チチリさんは、逃げる私を捕まえ、

「もー、リリアは顔に出やすいんだから。何があったか知らないけど悩んでないで話してみたら?」

そう優しく言った。

私は観念して、昨日あったことを報告した。


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