両極端な君と


そこからしばらく歩くと

スーパーの灯りが見えて来た。

(あ、本当に近くをグルグルしてたんだ…)



「あ、美月ちゃん、間宮くん。
ありがとう、ございます。
道、分かったので!ありがとう
ございましたっ。えと、お礼したい
のでもうちょっと待ってて貰えますか?」

スーパーに着いて、ダッシュで
買い物を済ませ、2人に飲み物を渡す。

「お礼だなんて、私達偶然部活帰りで
通りがかっただけだから全然良いのに。
ね、奏。」


「……ん、ありがとう。」


微かに微笑んだ彼の笑顔に
意表を突かれる。

(イケメンの破壊力、恐るべし…)




結局近所だからと
家まで送ってくれた2人。

「ね、蒼ちゃん!良かったら
連絡先、交換しない?偶然出会えたのも
何かの縁だし、お友達になりたい!!」

こんな超絶美少女に連絡先を
聞かれ断る理由などあるはずない。

「あ、うん。私なんかで良ければ!」

家の前でやり取りをしていると


ガラガラッー。

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