極上社長からの甘い溺愛は中毒性がありました


 彼のベットは柔らかく、そして気持ちいい。それに、彼の香りがする。
 けれど、今日はその香りはいつもと違うような気がした。

 鍛えられた体に、ギラリとした視線……そして、強い力。
 畔が『待って……』と言っても止められない時もあるようで『無理だ』と切なそうな表情で激しく求められることがあった。
 

 甘い痺れと苦しさからくる快感に翻弄されながらも、畔はそれが嬉しくて堪らなかった。
 彼に欲される事が幸せだった。
 そして、もっとと椿生を求めてしまう自分がいた。普通ならば考えられない事をしているようだったが、その時は何故か欲しいと気持ちを我慢出来ず、畔はそれを少し汗ばんだ肌の彼にしがみつきながら必死に伝えた。



 何度か求められた後に、畔は彼に抱きしめられる感触が心地よく、そのまま夢へと堕ちたのだった。

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