【完】恋の治療は保健室で〜秘密の遠距離恋愛〜
「パン食い競走か。小学生以来だな」

「奏、昔パンまで届かなかったよね」

「瑠衣君!変なこと思い出さないでよ」

「ふふ。うさぎみたいで可愛かったよ」

「アンカー平川 尚人」

「よっしゃ!」

「平川がアンカーか。私がやりたかったー。来年こそは絶対アンカーになってやる!」

「平川君って足速いの?」

「私よりは遅いよ」

「なんだと新田。お前よりは速いっつーの」

「この前の百m走私より一秒遅かったじゃん」

「くっ・・・」
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