【完】恋の治療は保健室で〜秘密の遠距離恋愛〜
若菜はガッツポーズをした。

「若菜、平川君ちょっといい?」

「どうしたの?」

「ん?なんだ?」

二人を少し離れた所へ連れて行き、例の話をする。

「「同居!?」」

「そうなの。昨日から一緒に住んでいて」

「まさか昨日告白した上に同居までとは」

「それ、薬師寺先生には言ったのか?」

「うん言ったよ」

「何か言ってたか?」

「特には。驚いてはいたけど」

「驚くでしょうね。自分の彼女が見知らぬ男と同居だなんて」
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