【完】恋の治療は保健室で〜秘密の遠距離恋愛〜
「ほら、ケンカしてないでさっさと座れ」

「「はーい」」

皆で椅子に座り、積もる話が始まった。

「楓舞、あっちの生活はどうだ?」

「なんとかやってます。岡先生の方はお変わりないですか?」

「俺はこの通り!どうした日高?楓舞のことずっと睨んで」

「いや、なんでも」

「こいつ、さっき杉原が教師と付き合っているのを聞いてからこんな感じなんですよ」

「なるほどな。まあ、驚くのも無理ないか」

「教師と生徒が付き合うなんて普通、ダメでしょ?」

「まあな。親からも苦情くるし、世間的にも白い目で見られるからな」

「ですよね。それなのに...」

「でもまあ、俺も人のこと言えないけどな!」
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