想い人
【あかりの想い】

啓吾先輩は
ワイシャツを脱ぎ、
あかりの、頭にかけた。

『これでも着とけ』

あかりは、啓吾先輩の行動に言葉を失った


そして、

『来てくれてありがとな』

傷だらけの啓吾先輩は、
少し照れていた


やっと、あかりは。言葉を口にした。

「啓吾先輩
雨に濡れたせいかな
風邪引いたかも」

先輩は、ため息をつきながら、

オデコに手をあてた


ドキドキ

心臓が張り裂けそう


『あかり、熱がある。
送るから帰ろう』

啓吾先輩は、バックから、体操服を出して着替えると

啓吾先輩の傘で

家へと送ってくれた。



玄関を開けると。お父さんが立っていて怒っていたが、すぐに、具合悪そうな、私を見て、不安そうな顔になった。


あれから三日間、
私は寝込んでいた。

寝込んでいる間も、啓吾先輩のことが心配だった。
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