王子様の寵愛は突然に―地味っ子眼鏡への求愛のしかた―【コミカライズ原作】
12章 モヤモヤと会えないと会いたいと SIDE 永斗
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最近の僕は、ものすごく浮かれていた。


来美。

ようやく想いが通じ合えた僕の大切な愛しい人。

あの雨の夜に、心に触れられた事を、奇跡のように思っている。


この二週間は、そんな愛しい彼女の仕事を邪魔しないために、じっと堪えていたが、ようやく提出期限の今日


『先程提出しました。本日会えますか?』


短文ながら、会いたいとも取れるメッセージが来て、舞い上がりそうな気持ちを押し堪えた。


あぁ⋯⋯

しかし今夜は大切な打ち合わせが1件ある。

長い時間は無理だが、少しでもいい。

彼女に会いたい。

会いたくて、おかしくなりそうだ。


すぐさま了承のメッセージを返し、1分でも長い時間を共にするために、仕事に励んだ。

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