友達の恋人 ~ 一夜からはじまる愛の物語 ~
朝、目を覚ますとそこには穏やかに頬見ながら私を見つめている渉がいた。

今日は妊婦検診で渉は午前半休をとってくれている。

朝日がまぶしい。

「今日は体調はどう?」
「すごくいい。」
「よかった」

渉も朝まで私に起こされず眠れたのは久しぶりなはずだ。

「ぐっすり寝てた。」
「うん。よく眠れた」
「よかった。」

私たちはゆっくりと布団から出て、渉は夕べの残りの果物でジュースを作ってくれた。
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