友達の恋人 ~ 一夜からはじまる愛の物語 ~
香澄の名前を出した時、渉の体にピクリと力が入ったことに、私はすぐに気が付いた。
「私のそばにいる人はみな、幸せになれない。」
「そんなこと絶対にない」
「うんん。だって・・・現にそうだもん。そうだったもん。」
「玲奈」
「大切な人ほど、私が大切に想うほど・・・・不幸になる。」
両親の顔、姉の顔、香澄の顔・・・みんなの顔が浮かぶ。
「大切なのに・・・私が大切に想い人は皆不幸になる。」
「・・・」
「お姉ちゃんの命を奪った時から・・・・私は疫病神と死神に気に入られてしまったの・・・」
こんな話をしたら渉は笑うかもしれない。
でも大本心だ。
ずっとずっとそう思って来た。
誰にも言えなくても、そう思って来た。
「私のそばにいる人はみな、幸せになれない。」
「そんなこと絶対にない」
「うんん。だって・・・現にそうだもん。そうだったもん。」
「玲奈」
「大切な人ほど、私が大切に想うほど・・・・不幸になる。」
両親の顔、姉の顔、香澄の顔・・・みんなの顔が浮かぶ。
「大切なのに・・・私が大切に想い人は皆不幸になる。」
「・・・」
「お姉ちゃんの命を奪った時から・・・・私は疫病神と死神に気に入られてしまったの・・・」
こんな話をしたら渉は笑うかもしれない。
でも大本心だ。
ずっとずっとそう思って来た。
誰にも言えなくても、そう思って来た。