Fake love(2)~離婚からはじまる社長の深愛~
「少しだけ肩の荷が下りたような気がする…」

「…皆に気遣われて…俺達…どうしようもないな…」

「豊…」

「睦月と離婚…海外赴任して…お前のコトを忘れようと思って…他の女性と交際してみたが…でも、やっぱり…お前のコトがずっと気になっていた…」

「豊・・・」

「…皆が言うように俺と睦月は一心同体なのかもしれない…」

時を共に過ごした幼なじみ。

そんな私達が恋人になり、夫婦となった。

そして、パパとママになるはずだった。

でも、それは叶わぬ夢だった・・・

「空も生きていれば…他の子と同じように私達に可愛い姿を見せてくれたんだろうね…」

「それは言うな…」

「でも、豊…」

「それを言えば…俺達はよりを戻せなくなる…」

豊は私の手をそっと握った。

少し汗ばんだ大きな手。

「運動会が終わったら、俺の部屋に来いよ…睦月」

「豊…うん…」

私は彼の誘いに強く頷いた。



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