行き着く先は・・

••とっても良い結婚式


披露宴が始まり
私達は、最後に入る

ひかりのおじ様やおば様に
聡吾さんを紹介をして
旭さんのご両親には
お祝いの言葉を言って
中に入る。

私と聡吾さんは、
ひかりの身内席にすわる。

サングラスを外して
席に向かう聡吾さんに
きゃー、きゃーっと声が
聡吾さんは、私の手を引き
席に向かうが······

あれ?イタリアのモデルのSogoよ
うそ、うそ····と。

会場が、ざわざわすると
司会者の方から
聡吾さんの紹介と私とひかりの
話がされた。

こうなることを予測して
あらかじめ、式場にお願いしていた。

聡吾さんは、ひかりの身内の方とは
話すが他の方とは距離を置いていた。
私の椅子を自分の近くにずらすから
回りから見たら、バカップルみたいだが
ひかりの身内の方達は
仲がよいのねって、笑ってくれた。

私は、母からも頼まれていたから
ひかりと旭さんの写真を撮りに
動く度に
「どこへいく?」
と、聡吾さんが訊ねるから
おかしくなる。

出版社の方には、紹介記事の時に
お世話になった方もいて
挨拶をしていると
聡吾さんが来て
テーブルに戻されて
ひかりと旭さんは、それを見て
笑っているし·····まったく····

今回は、ひかりに挨拶を
頼まれると言う大役があって
緊張していたが
ひかりと歩んで来た道
旭さんとの出逢いを
笑いあり、涙ありで話すことができ
ひかりが私のとこに来て
二人で抱き合った。
「幸せになって欲しい、
大好きで、大切なひかり。」
旭さんには、くれぐれもひかりを
お願いした。
自分は、近くにいてあげれないから···

ひかりからも
「ありがとう。
離れていても、いつも一緒だよ。」と。
ひかりは、旭さんに涙を拭いてもらい

私は、
「早く返せ。」
と、ひかりに言う聡吾さんに
抱き締められて
回りから歓声があがる。

あの聡吾さんの会見は、
日本でも流れたから····

やっぱり、溺愛されてる····
すてき····
格好いい····

いろんな言葉が飛ぶと

「聡吾さん、目立ち過ぎ
今日は、私と旭の結婚式だよ。」
と、ひかりが叫んで
皆さんから爆笑されたり

本当に楽しくて思い出に残る
一日となった。

帰りには、聡吾さんもサインや写真に
応じていた。

私は、ひかりと旭さんに挨拶をして
二人のご両親にも挨拶をして
「聡吾さん!」
と、呼ぶと
長~い足で直ぐに私の元へ。
聡吾さんも挨拶をしてから
会場を後にした。

出版者の方から
写真を頼まれて
聡吾さんは、妻の顔は撮さないで
と、言って応じていた。

ひかり達は、明日から新婚旅行で
タヒチにいくみたいだ。

私達は、ひかり達に証人欄に記入して
もらった婚姻届を明日提出して
父のお墓参りに行く。
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