先輩、後ろの2文字ください。

「私は、気にしないけど」

「僕は、気になるんです……」


だんだんと顔が見れなくなって、彼女の肩に顔を埋める僕。

やっと実った恋なのに。
こんなちいさなことが、気になって仕方ない。


「私が、カッコイイって思うだけじゃダメ……?」


突然落とされた爆弾。
一瞬言葉の意味を理解できなくて、ワンテンポ遅れて反応を示す。


「え?」

「あ、だから、その……っ」

「夏帆先輩は、カッコイイって思ってくれてるんですか?」


顔を上げて、まっすぐに彼女を見れば頬を真っ赤に染めて瞳を揺らす彼女と目が合った。


「思ってる、けど……」


照れくさそうに、だけどはっきりと告げられた言葉に僕の口角はわかりやすいくらいに上がっていく。

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