触らないでよ!〜彼氏に振られたその日、女の子(?)に告白されました〜
引っ掻くように擦れる度に水と空気を含んだような音が響いて、力の抜けた足が自分の意思と関係なく細かく震える。



「……ミカさん、濡れてる」



言われて、さらに体温が上がった。

自分でもわかるから嫌なのに……!



「っ、やめて……っ」

「……やだ」



弱いところを何度も指で擦られる。

次第にぬるぬると指が滑ってくる。

もがくように体をよじっても、澪ちゃんの左腕ががっちりと胸を固定して動けない。

前かがみのような姿勢で細切れに呼吸を繰り返す。

一気に快楽の波が押し寄せてきた。




息をつくだけで精一杯で、澪ちゃんの腕にしがみつくようにして呼吸を整える。

脱力した肩に澪ちゃんの息がかかる。



「……最後までしていい?」

「……私、さっき、やめてって言った……」

「うん、」



私の首の後ろに澪ちゃんの唇が触れる。



「でも嫌だって言われてないから」



それは、屁理屈だと思う……。
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