今日から不良王子と同居します。
そう言って、ベッドの方を指さしたんだけど彼はそちらへは目を向けない。
白くてお洒落なベッドだから、彼にも見せたかっただけなんだけど。
見れば彼は照れくさそうに、瞳をそらせてしまう。
あ、私ったらいきなりベッドの話題なんかしたら変だったかも。
ほんとに私ってタイミングが悪いというか、空気が読めないというか……。
「……」
彼は気まずそうに紅茶を一口飲んだ。
部屋の中のどこを見ていいかわからないみたいで、困っているみたい。
もしかしたら、女子の部屋に入ること自体に慣れていないのかな。
真面目な直政くんらしいなって思ったら、微笑ましい。
「直政くん、アルバムみよっか」
このままだとまた会話が弾みそうにないから、昔のアルバムを開くことにした。
「そうだな」
小さいころからの幼なじみだから、そこには私たちの思い出がいっぱいだ。
きっと会話だって盛り上がるに違いない。
「うわ、懐かしいな」
うちの邸のお庭で撮った1枚の写真をみて彼は目を細める。
白くてお洒落なベッドだから、彼にも見せたかっただけなんだけど。
見れば彼は照れくさそうに、瞳をそらせてしまう。
あ、私ったらいきなりベッドの話題なんかしたら変だったかも。
ほんとに私ってタイミングが悪いというか、空気が読めないというか……。
「……」
彼は気まずそうに紅茶を一口飲んだ。
部屋の中のどこを見ていいかわからないみたいで、困っているみたい。
もしかしたら、女子の部屋に入ること自体に慣れていないのかな。
真面目な直政くんらしいなって思ったら、微笑ましい。
「直政くん、アルバムみよっか」
このままだとまた会話が弾みそうにないから、昔のアルバムを開くことにした。
「そうだな」
小さいころからの幼なじみだから、そこには私たちの思い出がいっぱいだ。
きっと会話だって盛り上がるに違いない。
「うわ、懐かしいな」
うちの邸のお庭で撮った1枚の写真をみて彼は目を細める。