【完結】私が恋した上司は、野獣系メガネ上司でした。
□母親は大変です。





時短勤務となってからはもうあっという間だった。
保育園に愛心を送ってから出勤するので、朝は洗濯と掃除をして、春輝さんを見送ってから仕事に向かう。



そして二人目を妊娠しているので、悪阻と戦いながら働いている。
安定期に入るまでは無理をせず、体調に気をつけながら様子を見ている。






「部長、経理部に行ってきます」

「大丈夫?あまりムリしないようにね?」

「ありがとうございます。大丈夫です」

「そう?じゃあお願いするわね」





新卒で入社してから早2年が過ぎて、あっという間だった。
仕事もだんだん出来るようになり、一人で考えられるようになってきた。




新しい子が入社してきて、私はその子に色々と教える立場になって実感したのは。
本当に春輝さんはすごいってこと。




あんなに完璧に教えられる人、早々いないからだ。
だって、私にはあんな風に教えるなんて、ムリだったから。




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