死にたがり屋の少女は暴走族と・・・Ⅰ

夏といえば・・・


ヤバっ…


「私、買い物に行ってくる。」


「今からか?もう7時だぞ。」


でも…明日の朝ごはんが…


「大丈夫。」


「俺も着いてくよ。」


とあわてて準備をする璃羽都。


「別にいいよ。どうせ今から会議でしょ?」


と1人で買い物に行った。


これ以上…居候する訳にも行かないし、どうしよう…


あいつは私を楽しくさせる。死にたい。なんて思わせないようにする。は言ったけど、


私のお世話をするなんて言われてない。


そろそろ新しい住まいを見つけないとな…


と思いながら買い物を済ませ璃羽都の家に向かっていた時だった。


ドンッ


「いった…」


どうやら誰かとぶつかったらしい。


謝りもしないで!!


「はぁ…」


なんか最悪…


なんて思いながら家に帰る。


「ただいま。」


って言ってもあいつはいないか。


別にいいけど。


と買い物袋から食べ物を冷蔵庫に移す。


「ん?」


すると何かが入っていた。


それは


「紙?」


その紙を開くと


「これって…」


『夏が来た!!
夏といえば祭り!!
夏祭り!!!!
8月23日LET'S GO!!』


と言うチラシだった。


このチラシ…さっきぶつかった時に入ったのかな?


私はそのチラシをそのまんまにしてその日は寝てしまった。
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