死にたがり屋の少女は暴走族と・・・Ⅰ
「はい、朝ごはんできた。」


と言って目玉焼きをテーブルに持っていく。


「おっ、今日は目玉焼きか。いただきます」


ん?考えればこいつ…


「あんたは学校行かないの?」


「俺?俺は1年の頃は行ってたけどすぐ辞めた。って言うより、辞めさせられた?が正解かな?」


辞めさせられた?


「んー。なんでだろうな?あの頃はしっかり学校行ってたけどなぁ?」


なんて隣で考える璃羽都。


「その頃も暴走族だったの?」


「うん。俺は中2の時から総長だからな。」


「そうなんだ。学校行きたいって思ってるの?」


なんか…学校の話してる時悲しそうだった…


「ん?まぁ楽しかったしな。友達は居たし。あっ、高校といえばさ蒼弥と遥輝も一緒だったんだぜ?」


あの二人もこいつと一緒だったんだ…


だからあんなにも仲がいいんだな…


まぁ私には関係無いけど…
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