死にたがり屋の少女は暴走族と・・・Ⅰ
私はそれを見届ける前に教室に向かって歩き出した。


教室に入ると


「柊さん、正門で話してた人誰?!」


「知り合い?!ねぇ、ねぇ、私にも紹介して!!」


次々に女子が話しかけてきた。


ウザっ…


いつもは話しかけてこないくせにこういう時だけ話しかけてくるなよ。


と思ってると


後ろから


「未…雨?」


この声は…


「美月?!ひさしぶり。」


後ろから声をかけてきたのは幼なじみの美月だった。


「…ひさしぶり!!」


ん?なんか今変な間が…。


「本当にひさしぶりだよね…。ねぇ、ちょっと話に行かない?」


美月から話って珍しい…


「うん。ってことで話は後で。」


とクラスの女子に言い、空き教室へ向かった。
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