世界探偵団！！～怪奇現象、私たちが解決します～
「……早速だけど、行くわよ！」

キーラは立ち上がると、目を閉じました。次の瞬間、この部屋は闇に包まれます。辛うじて、隣にいるティモシーとキーラの姿は見えました。

光が見えた瞬間、ガタガタと色んな家具が音を立てます。耳を澄ませ、悪霊の居場所を把握しようとしました。

「……一体、何匹いるんでしょうか……」

「5匹くらいじゃない？」

「……そうね。全部捕まえましょう……こういう時に、ファンがいれば……」

ファンは、光を操ることが出来ます。そのためなのかは分かりませんが、ファンは暗闇でも普通に見えるそうです。

「……そうだね。じゃあ……！」

ティモシーの言葉とともに、小さな炎が灯りました。それは、辺りを照らします。

「……あなたが、火を操る力を持っててくれたおかげで助かったわ」

そう言って、キーラは微笑みました。

「さぁ、探しましょう」

その時、風を切る音が聞こえ、私は風を操って素早く悪霊を取り囲みます。

「あ、悪霊だ……気づかなかった……」

私とティモシーは、悪霊を捕まえるために動き出しました。



「ふぅ……これで全部かな！」

ティモシーが作り出した炎の檻に悪霊を閉じ込め、ティモシーは指を鳴らします。次の瞬間、悪霊は炎とともに消えていきました。
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