愛は惜しみなく与う⑦
ほとんど泣いている響に、不安そうな顔をしている朔達。
「皆んなが待ってくれてたら、頑張れるねん。帰る場所…作って、待ってて」
あかんな
あたしが泣きそうや
もう一度、この危険な場所に戻ってきてくれた。気持ちは充分伝わった。
「無茶するだろ」
いたいなぁ
朔はあたしの頭に腕を置いて、そのままその腕は後頭部に回り、抱き寄せられた
鼻、ぶつけたよ
「なんでそんな強いんだよ。お前はバカかよ。泣けよ」
「んーん。泣かへんよ。なぁ……あたしの最近の夢教えたろか?」
朔から少し離れて、泣いている響と、あたしを心配そうに見つめる新と慧…
あたしの手を強く握ってくれる朔
4人ともを抱きしめた
「みんなで北蓮見卒業するのが、あたしの夢やねん。6人揃って、笑って卒業するねん」
4人とも目を潤ませている
かわええな
守らせてよ
「この夢のために、ちょっと頑張らせて。信じて待ってて。負けるなって応援しといて」
あぁ
伝わった
4人の顔に力が入った
「何もできない事は分かってるから、待ってる。その代わり、泉は盾にでも使って、自分の身を守れよ」
ドンと肩に朔の拳がぶつかる
ふふ、盾にしたら、泉がボロボロなるやん
「皆んなが待ってくれてたら、頑張れるねん。帰る場所…作って、待ってて」
あかんな
あたしが泣きそうや
もう一度、この危険な場所に戻ってきてくれた。気持ちは充分伝わった。
「無茶するだろ」
いたいなぁ
朔はあたしの頭に腕を置いて、そのままその腕は後頭部に回り、抱き寄せられた
鼻、ぶつけたよ
「なんでそんな強いんだよ。お前はバカかよ。泣けよ」
「んーん。泣かへんよ。なぁ……あたしの最近の夢教えたろか?」
朔から少し離れて、泣いている響と、あたしを心配そうに見つめる新と慧…
あたしの手を強く握ってくれる朔
4人ともを抱きしめた
「みんなで北蓮見卒業するのが、あたしの夢やねん。6人揃って、笑って卒業するねん」
4人とも目を潤ませている
かわええな
守らせてよ
「この夢のために、ちょっと頑張らせて。信じて待ってて。負けるなって応援しといて」
あぁ
伝わった
4人の顔に力が入った
「何もできない事は分かってるから、待ってる。その代わり、泉は盾にでも使って、自分の身を守れよ」
ドンと肩に朔の拳がぶつかる
ふふ、盾にしたら、泉がボロボロなるやん