会長のお気に入りかよ‼-百花繚蘭-【完・番外編追加中】
「昔の」
「そう。今は他人。むしろ死ねよクズ対象」
「わかったわ。聞かない方がいいのよね?」
「別に聞いてもいいよ? 胸くそ悪い話が出て来るだけだけど」
「やめておくわ」
哀淋にしては賢明な判断だ。俺もわざわざ話したい話じゃない。
「三人で――」
何してたんだ? と聞こうとしたところで、駐車場に車が入って来た。
「場所変えよう。俺のバイト先の喫茶店近いからそこで尋問しよう」
「腹黒っ」
哀淋が失礼なことを叫んだけど、こーちゃんの右手を握って先に歩き出す。
「かい――」
「会長?」
「け、いちゃん……? あの、」
「はいさっさと歩く。幹と哀淋もー」
小学生のような掛け声を投げて、喫茶店へ向かう。
「これ、逆らうと面倒よね……」
「黙ってついていった方がいいやつ」
なかなか言うなあこいつら。ついてくるんなら文句ないけど。